こんにちは、中古ダイビング器材専門店
スキューバプロショップ横浜 スタッフのコトミです。
早速ではありますが、女性ダイバーの皆様！
人にはちょっと言いづらいダイビングのお悩みや小さな疑問、
意外とあったりしませんか？
そんな様々なお悩みを解決するべく！
少しでも皆さんが楽しく快適にダイビングができるよう、
お力になればと思います！
ではでは、早速ではございますが、
第一弾は…☆女性のダイビングトイレ事情
トイレのお悩み事情です！！
私が現役でインストラクターをしていた頃に数名のお客様から
相談を受けたこのトイレ事情。
人によってはちょっと相談しづらいですよね…笑
ここであなたの悩みを一掃して差し上げましょう！！！
1. なぜダイビング中にトイレが近くなるのか
・身体の冷え
・プレッシャー
・水圧・浮力と血流の関係
2. トイレ対策
・直前にトイレを済ませる
・身体を温める
・トイレが近くなるNGドリンク
3.ダイビング中に尿意を催したら
・ウエットスーツの場合
・ドライスーツの場合
・リゾートダイビング(ボート)でのトイレ方法
4.やってはいけないこと
・水分を控える
・おしっこをしたウエットをしっかり洗わない
①身体の冷え
皆さん、水中は空気中の何倍の速さで熱を奪っていくかご存じですか？
実はなんと25倍です！！ ものすごい速さですよね…
そしてその冷えの刺激に対して、
おしっこがあまり溜まってなかったとしても出したくなるのです！
②プレッシャー
そう、何事もよくある気持ちの問題です笑
トイレに行けないという状況がプレッシャーとなり
余計に尿意を引き起こしてしまいます。
③水圧・浮力と血流の関係
水中では「静水圧（せいすいあつ）」という圧力が身体にかかる為、
いつも以上に心臓に血液が集まります。
脳は身体の水分過多と勘違いし排出するよう命令を出すので尿意を引き起こしてしまいます。
プールや海水浴などでトイレが近くなるのも同じ理由ですね。
①直前にトイレを済ませる
まずはこれです。ダイビングをする前に必ずトイレに行きましょう！
理想はスーツを着る直前で、器材のセッティングやブリーフィングが終わった後がいいですね。
潜る前最後のおトイレタイムのアナウンスがインストラクターからあると思うので、
そのタイミングで行くようにしましょう。
トイレに行きたい気もするけど…まあいいか。は禁物です！
私は大体それでダイビング中行きたくなります笑
②身体を温める
先ほどダイビング中にトイレに行きたくなる理由の一つとして「身体の冷え」をご紹介しました。つまり身体を温めることが対策の一つです。
・体に合ったスーツを着る
・ウエットスーツの場合は水中カイロ、
ドライスーツの場合は普通のカイロを下っ腹に貼る
・フードやインナーで防寒対策
③トイレが近くなるNGドリンク
皆さん一度は耳にしたことがあると思いますが、コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物は利尿作用があるのでNGです。
水中の高圧下では地上よりも強い利尿作用になり、場合によっては飲んだ量以上の水分が尿として排出されてしまいます。
水分をとる時は利尿作用が低い水や麦茶がおすすめです！
①ウエットスーツの場合
聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、
水中で我慢できなくなったらもうそのまま出しちゃいます！！
最初は誰しも抵抗がありますが、慣れてしまえば開放的ですよ笑
水中トイレをする際の手順は以下の通りです。
1.すぐ後ろに誰もいないことを確認
複数人で潜っている場合はさりげなく最後尾に行きましょう。背後にいる人の立場になったらおしっこしてる人の後ろを泳ぐのは嫌ですよね笑
2.ただその場でするだけではスーツ内におしっこがこもってしまうので、スーツ内に新しい海水を入れましょう。スーツの首元をつかんでガバガバ動かします。
その際手足のファスナーを開けとくと海水の出し入れがしやすくなりますよ！
3.ガバガバしながらいざ解き放て！！
あとはもう出すだけ！泳ぎながらのほうが水の出し入れはしやすいです。
ただ出したいのになぜか出ない！という方はもっとリラックスする必要があるので
着底や岩につかまるなどして試みてみましょう！
※インストラクターによっては水中のおしっこに賛否両論です！
我慢のしすぎは体に毒ですが癖がついてしまうので
できるだけ控えた方が良いという方もいらっしゃいます。
②ドライスーツの場合
ドライスーツでそのまましてしまうと大惨事になってしまいます。
なので我慢できなくなったらインストラクターに伝えましょう。
ここで大事なのは、限界が来てからインストラクターに申告するのでは手遅れになる可能性があることです。
ダイビングをする時間は大体40分くらいが多いので、今のダイブタイムからトイレにたどり着くまでにどれくらい時間がかかるのか逆算することも大切ですね！
③リゾートダイビング(ボート)でのトイレ方法
先ほど水中でのトイレ方法を説明しましたが、ボートの上ではどうするのか？
ボートダイビングには、1本潜るごとに陸に戻って休憩するスタイル(伊豆に多い)と
陸に戻らず船の上で休憩するスタイル(リゾートに多い)があります。
前者の場合は陸に戻ったら普通にトイレに行きます。
後者の場合は、ボートにトイレがついている場合が多いので、船の説明をよく聞いておくようにしましょう。
ちなみに私はあまりトイレを使いません笑
梯子に足をかけて、ウエットをお尻下までおろし、お腹まで海につかりそのままします！ただこれやるときは色々と注意点があるのでインストラクターに確認してからするようにしましょう。
身体にフィットしないレンタルのウェットスーツより
ＨＰ掲載外商品も多数あります！
お気軽にお問い合わせ下さい！
①水分を控える
トイレが近くなるから水分をとるのを控えたい！という声、結構お聞きします。
そうですよね…水中トイレに抵抗がある方は特にそうしたいでしょう。
ですが！！！そこはどうかもう潔く諦めてください！
水分を取らないと脱水症状だけでなく、減圧症を引き起こすリスクにも繋がります。
ではどのくらい水分補給をすればいいのかですが、これは体格によって個人差が出てくるので一概には言えませんが、のどが渇いてから飲むのは回復するのに時間がかかるので遅すぎます。
特に夏場は無理のない程度に意識して飲むようにしましょう。
②おしっこをしたウエットをしっかり洗わない
水中でおしっこをしている際にスーツ内の水を入れ替えるのもそうですが、
ダイビングが終わった後はスーツをしっかり洗いましょう。
しっかり洗わないと悪臭を放ってそれこそ大惨事です。
特にレンタルスーツはお店からの借り物であり、他の人も着るものなのでしっかり
洗ってください。
私も一日の終わりにお客様のレンタルスーツを洗っているとスーツからあの匂いが…
なんてことがたまにありました。
しまいには倉庫で保管していたスーツを取り出したら大量のアリが集っていた
なんてことも。相当甘かったんでしょうね。あれはトラウマもんです。
いかがでしたでしょうか。
トイレ問題は恥ずかしいことではありません。誰しもが経験することです！
潜るときにトイレの心配や我慢をしていたらせっかくの楽しいダイビングも気が気じゃないですよね？
適切な対策、対応で素敵な海中世界を楽しみましょう！
