こんにちは。スキューバプロショップ横浜店です。
ダイビング器材の購入で失敗しない為の選び方シリーズ、今回は「ダイブコンピュータ」についてです。
スクーバダイビングにおいて一番に注意を払いたいことは
潜水病にならないことです。
緊急時も含め様々なリスクが懸念される中で
平常時のダイビングで最も重大なリスクとなるのは減圧症です。
その減圧症の対策となるのが、「無減圧潜水時間」を守ること。
今回ご紹介するダイブコンピュータは、この無限圧潜水時間を教えてくれることと
自身の潜水記録をデータ保存してくれるダイバーにとっては大変重要なアイテムになります。
自分が行ったダイビングデータを記録し、潜水可能時間の計算をしてくれるので
基本的には一人1台を持つように推奨されています。(貸し借りはNG)
最近ではダイブコンピュータを持っていないとエントリーさせてくれないショップ(主に海外)もありますので
この記事を参考に自分に合うであろう「ダイコン」を見つけられるようになってもらえればと思います。
始めに抑えておいていただきたいポイントは
無限圧潜水時間とは何かという点です。
どのダイバーも初めに講習で学ぶことが、ダイビングをすると体内に窒素が溶け込んでいくということです。
長く深く潜れば潜るほど、窒素は比例して溶け込む量が増えていきます。
増え続ける過程で、ある一定の窒素量を超えてしまうと減圧症となるリスクがあるので
浅い水深での減圧停止が必要になります。
この減圧停止は、体内に溶け込んだ窒素を少なくする為に行うもので
一定の時間をかけて窒素を排出する行動です。
一般には、レジャーダイバーはこの減圧停止を行わないダイビングが推奨されています。
さらに、潜行6M以下から減圧症のリスクは発生しますので
リスクを軽減するために安全停止(5M/3分ストップ)と緩やかな浮上はできる限り行っていただきたい行動のひとつです。
これらを踏まえダイブコンピュータが何をしてくれるかというと
どの位の時間でどのくらいの深さまで潜水したかを検知し
どの位の窒素が体内に溶け込んだかを計算してくれるものになります。
また、安全停止時間も表示してくれます。
ダイバーの多くは講習でダイブテーブルの計算に苦闘したと思いますが
ダイブコンピュータの計算理論は、このダイブテーブルに基づいており
ダイブテーブルで計算しきれない細かな部分まで計算してくれる優れものなのです。
さらにダイビング中でも現在の状況を計算してくれ、あと何分潜れるといった表示も可能なのです。
次に浮上中のスピードについて。
浮上スピードが早い場合も同様に減圧症のリスクが高まる要因のひとつです。
これは窒素が溶け込んでいる組織内で気泡を発生させないための予防です。
講習では、1分間に18mを超さないことと学び
具体的な目安として自分の吐くエアの泡より早く浮上しないなど教えてもらった方もいるかもしれません。
近年では減圧症研究も進み、1分間に9~10mに抑えるとより血液(静脈)の気泡数は減るといった研究結果も出ているようです。
浮上スピードを教えてくれる機能もダイブコンピュータには備わっており
どの位のスピードなら大丈夫かが聴覚的に認知することができます。
(スピードが速いと警告音 ピーピーとなります)
また自身のダイビング内容を記録してくれる点が
大変便利で、よもやダイビング後のログ付時には必須アイテムとなっています。
たいていのダイブコンピュータは下記の記録がされるものが一般的です。
【日付、エントリー時間、エキジット時間、総合潜水時間、最大水深、平均水深、水温】
(エントリー時間、エキジット時間:正確には水圧検知(概ね1.5M)からの記録。1.5M以内のものは記録されないものがほとんど)
上記の事柄から
グループで潜った時に一人ひとり潜水過程はバラバラなので
文頭で記載した通りダイブコンピュータは一人1台持つようにしてもらいたいのです。
【ダイブコンピュータの選び方】
現在のダイブコンピュータには最低限必要な機能は備わっているので
使いやすさや見やすさにこだわっていただければと思います。
水中で実際に確認する項目は
「無限圧潜水時間」「現在の深度」「潜水時間」が中心になってきます。
この3つが一目で分かるようなもので
使いやすいものを選ばれるとベストです。
(※PCインタフェースがあるものは、日頃のダイビング記録を詳細に管理したい方におススメ!
また潜水事故による緊急搬送なのでPCに繋いでダイビング記録を医師が確認できるというメリットも)
シニアに人気なタイプはシンプル構造で大画面なもの。
ボタン操作も簡単で瞬発的な操作にも優れています。
日常でも着けたいという方は、軽量コンパクトタイプが出ているので
是非店頭で比較していただきたい!
さらに、2014年頃からソーラー電池を使用した機種も登場しており
電池交換の心配が少なく、いざ使いたいという時に電池切れしてる!なんて心配が軽減されます。
さらにさらに!このソーラー電池を使用したモデルで
スマートフォンと情報がBluetoothで連携できるようになったのが
TUSA IQ1204モデルです!
そして私が使用しているのは
SUUNTOのZOOPという機種だが、今では新モデルが出ており
そちらをご紹介しようと思います。
SUUNTO ZOOP NOVO 製品紹介
この製品は、The・ダイコン!といった代表格です(笑)
但し、視認性に優れ操作も簡単!
電池交換も自分でできちゃうので、いざというときの対応もOKです!
お値段もお手頃で最低限の機能が付いて
日本国内にも続々設備が整っているナイトロックスにも対応できます!
最後にご紹介したいのが
Bism DIVEDEMO SOLIS TITANIUM 製品紹介
チタンと言えばBismでしょうか!?
軽くて丈夫でソーラーなんて非の打ちどころがないのでは?
2014年のグッドデザイン賞も受賞されているようで
日常的にご使用いただける高性能モデル!
最後に・・・
今回ダイブコンピュータという便利で欠かせないアイテムをご紹介させて頂きました。
文中でも記載させていただいた通り
あくまでダイブコンピュータの計算理論は、ダイビング講習で習うダイブテーブルが基になっています。
ダイブコンピュータを使いこなす為には、ダイブテーブルの理論を理解していないと難しい面もあります。
あくまで、ダイブテーブルでは計算できない部分を計算してくれるアイテムという認識をしていただくと同時に
ダイブコンピュータが警告音を出していない=減圧症にならない ではないことをご理解ください。
未だ減圧症に対する研究は続いており、未確定要素も多く存在します。
便利なものを上手に使い、普段体験できない水中世界を100%に楽しんでいただければと思います。
いかがでしたでしょうか。
ダイブコンピュータを購入する際に少しでも自分に合う商品が見つけられるような内容になっていましたでしょうか。
当店は中古ダイビング器材の専門店です。
豊富な品揃えと中古だからお出しできる価格が特徴です。
中古でも程度が良く、十分に使えるものが揃っていますし
今回ご紹介したBism DIVEDEMO SOLIS TITANIUMも取り扱ったことがあります。
当店の豊富な商品展開の中から間違いなく、あなたを魅了してくれる一品に出会えるはずです!
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http://scubapro-shop.co.jp/sale/category/product/item/divecomputer
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初心者の方でも、その器材がどういうものなのかを理解してもらえるよう
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