ボートダイビングで富戸の海を満喫しよう!
ダイビングを始めたら、様々なスポット、様々なスタイルでダイビングを体験してみたいですよね。色とりどりの魚に囲まれ、変化にとんだ海底の地形を堪能したいのなら、ボートダイビングにチャレンジしてみませんか?水族館の水槽の中に入ったような、ビーチダイビングでは味わえない大興奮の海が待っています。
関東近郊でボートダイビングができる場所のひとつに、初心者からベテランダイバーまで人気のスポット、伊豆の「富戸」があります。「富戸」には10以上のボートポイントがあります。
期間限定で解禁される「ピラミッド」は、ダイバーに解禁してまだ10年ほど。水深27mの砂地にもともとピラミッド型に組まれていた漁礁が、波や台風などで崩れたと言います。ジャングルジムのように積まれた巨大な漁礁の間には、色とりどりのソフトコーラルが美しく、それを見ただけでもテンションが上がってしまいます。行ってみると想像以上に広大で迫力満点!
「ピラミッド」までは、港からボートを走らせてたった3分程。海底に積まれた巨大な漁礁に潜ると、すぐに魚の大群に囲まれます。特に漁礁の上や中、ソフトコーラルの周りなどあちこちで群れをなすキンギョハナダイの華やかな群れには、誰もが夢中になること間違いなし!他にも、銀河の様なネンブツダイの群れ、イスズミやイシダイも周り、突然現れるメジナやイサキの群れにビックリ!巨大なネコザメにも大興奮です。
冬にかけては群れがぎゅうぎゅうに濃くなって魚の数が増え、透明度も上がります。
「ピラミッド」では、ロープ潜降、ロープ浮上なので、ボートダイビングにあまり慣れていない方でも安心です。アドバンス(ライセンス)を取っておけば、更に安心して潜れます。
他にも、富戸にはボートポイントがたくさんありますので、参考にしてみてください。
■主なボートポイント
【ボラ前】
マエカドとヨコバマの中間ポイント。浅めな水深で、奥に進むにつれて深くなり、マエカドと似たような地形が広がります。春先は、ソウシカエルアンコウがよく見られます。流れもないので、初めてボート・ダイビングを体験するには最適のポイント。
【マエカド】
港からすぐ近くでありながら魚が集まりやすい、富戸ボートの定番ポイント。他では見られないソフトコーラルが群生し、見事な風景が広がります。ネコザメが住む穴もあり、運がいいと見られるかも…?
【フタマタ】
富戸の湾から外海に出たポイント。潮当たりが良く魚の群れは圧巻! 回遊魚やカメとの遭遇率も高い。流れが速くなる時があるので注意が必要です。
【ヨコイソ沖ピラミッド漁礁(※中級者以上)】
富戸では絶大な人気を誇るボートポイント。水深30mから15mまでそびえ立つ漁礁が迫力満点! 小魚を狙って回遊魚が群れをなして突っ込んできたり、水底にはドチザメ、ネコザメもいることがあり、ときにはウミガメも登場!?
マクロ生物も豊富でオールマイティーなポイントです。
(※自然保護のため、9月~5月の限定ポイントとなります)
【ゴロダイ(上級者向け)】
富戸から15分ほどにあるこのポイントは、特に12月~1月にトビエイの大群が見られる! 移動中でも出会うことがあり、1番奥の根の周辺をたくさんのトビエイが乱舞している時も。マンボウなど、大物遭遇率も高いポイント!
(※ただし潮当たりがいいため、流れが速く水深も深いポイントです)
【2の根(上級者向け)】
海洋公園のポイントで、富戸港からの遠征となり、沖合いにせり出した大きな根の周辺を周ります。根の先端から水底まで、40mまでのドロップオフ。豪快な地形、そして大物回遊魚も見ることができる、まさにダイナミックなポイント。
※中級者〜上級者向けポイントは、深場のため、中性浮力が必須となり、アドバンス以上の方向けのポイントとなります。